英語のコンテンツマーケティング 10のポイント

コンテンツマーケティングの重要性
インターネットを介した情報検索が日常生活やビジネスにおいて一層重要性を増している中、いわゆるプッシュ型と呼ばれる広告とは対照的な、自身でメディアを作成し顧客に見つけてもらうプル型のコンテンツマーケティングの手法が近年注目されています。コンテンツマーケティングを上手に活用すれば、小資本で始めることができ、特定の分野の専門家として信頼を獲得することができ、公開したコンテンツを将来にわたって情報資産として蓄積できるなどのメリットを享受することができます。

英語のコンテンツマーケティングの重要ポイント
自社の商品やサービスの魅力を英語で届けることができれば、日本市場の数倍、場合によっては数十倍の市場を対象にビジネスを広げることが可能です。英語を使用したマーケティングには大きな可能性が存在する一方で、日本を対象にしたコンテンツを翻訳しただけでは良い成果が生まれにくいことも多く、海外市場へ向けたコンテンツマーケティングの独自のノウハウが必要となります。これから英語でのコンテンツマーケティングをスタートされる方、すでにスタートしているものの成果が得られていない方へ向けて、以下の10個の重要ポイントを解説します。

  1. ターゲットに好まれる魅力的なコンテンツを作成する
    単に日本語を現地の言語に翻訳しても、魅力的なコンテンツにはならないでしょう。テキストの構成をはじめ画像や動画、アニメーションなどのリッチコンテンツにおいても、地域によって魅力的なものに違いがあるのが、英語を使用したコンテンツマーケティングのおもしろい所です。日本市場と異なる傾向を捉え、対象ユーザーの心を捉えるためには、複数の異なるメディアを使用し調査を行う、現地の傾向をよく知る人物のコンサルティングを利用するなど、多角的な視点から工夫をしていく必要があるでしょう。

  2. 入念な現地のオーディエンス調査を行う
    英語を使用したコンテンツマーケティングでは、日本語でのそれに比べて事前情報が限られている場合が多く、オーディエンスを正しく理解するために時間をかけて調査をする必要があります。できる限り多くの客観的データを使用し、人物像や行動特性を具体化していきましょう。ペルソナやユーザージャーニーを作成することも役に立つでしょう。

  3. ローカルの適したキーワードを選定する
    ユーザーの検索や行動の傾向はそれぞれの市場で異なります。ターゲット市場での検索意図を理解し、現地の言葉で検索されるキーワードを選定する必要があります。これにより、サイトが検索エンジンで上位に表示され、ターゲット市場でのトラフィックを増やすことができます。

  4. ネイティブのライター(または翻訳家)が記事作成を行う
    各コンテンツには正確な文法とネイティブレベルの品質が求められます。それぞれの言語に合わせてネイティブスピーカーかまたは翻訳家が記事を作成するようにしてください。それが難しい場合は、少なくとも誤字脱字や文法ミスがないか、記事の校正をネイティブか翻訳家に頼む必要があります。たとえ英語に堪能だとしても、日本人がネイティブスピーカーと同等の文法チェックを行うことは容易ではなく、違和感のあるコンテンツを掲載してしまうことで、知らない間にプロフェッショナルな印象を大きく損なってしまいます。対象ユーザーの感覚を的確に捉えるコピーライティングを行うことはさらに難しいため、コンテンツマーケティングの重要ポイントとしてネイティブチェックを行うことを強くお勧めします。

  5. ターゲットとなるエリアに適したドメインを使う
    ターゲットとなる地域に適したドメインを使用することで、信頼性や検索エンジンのランキング向上に貢献します。特に重要なのはccTLD(Country Code Top Level Domain)で、「.jp」「.com」「.net」の部分にあたります。対象エリアを示す重要な箇所になりますので、適切な変更を行うようにしましょう。

  6. 対象の国を示すため専用タグを使用する
    「rel=”alternate” hreflang=”en-jp”」の「en-jp」を「en-us」に切り替えるなどhreflang属性の設定を行うことで、同じ言語でも対象国が違うことを示すことができます。これにより、検索エンジンの理解を助け、適切な言語、国のユーザーに表示されるようになります。詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になるでしょう。

  7. メタ情報を設定する
    作り込まれたメタ情報を設置することで、あなたのWebページは検索エンジンに正しく理解され、検索結果(SERPs)ページで多くのユーザーに選ばれトラフィックを増加することも期待できます。新しいページを作成する際に少なくともmeta title, meta descriptionの設定は必ず行うようにしましょう。

  8. 内部リンクの設置、リンク切れの削除
    内部リンクを設置することでページ同士の関連性を高め、検索エンジンのクローラー巡回を助けることができます。また強く関連するページを結びつけることで結果的にユーザーのサイト滞在時間を伸ばすことが期待できます。
    リンク切れを放置しておくことはユーザビリティを損ない検索エンジンの評価を落とします。以前は有効であったリンク現在は向こうになっているかもしれません。SemrushなどのSEOツールを利用して定期的にリンク切れの検査を行いましょう。

  9. 画像・動画の最適化、レスポンシブ対応
    SEO対策として必須の項目もおさえるようにしましょう。高画質な画像や動画などの重いファイルはサイトの表示スピードに大きな影響を与えます。読み込みに長い時間が必要なサイトは閲覧の快適性を損ない、ユーザーの滞在時間を減少させます。近年ほとんどのサイトで標準装備となっているレスポンシブ対応もきちんと行い、ユーザーファーストで快適なサイト作りを行うようにしましょう。

  10. 分析ツールを使用し検証、改善を行う
    実施している施策が思った通りの成果を上げているか、Googleアナリティクスなどを使用して分析を行い、PDCAを繰り返していきましょう。客観的なデータとともに施策の評価を繰り返すことで、コンテンツマーケティングとして何が好まれるかそうでないかがより明確になり、ノウハウとして蓄積されていきます。

いかがでしたでしょうか。これらのポイントを踏まえることで、英語を使用して日本の何倍もの大きな市場へあなたの商品、サービスを効果的に届けることができるでしょう。より本格的な対策を専門のマーケティングチームに相談したいとお考えの方は、株式会社ネットワイズまでご連絡ください。あなたの成功を祈っています!

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コンサルト業務

コンセプト & 戦略

将来に向けて計画をたてたり、ユーザーを理解・明確化するための手助けを必要としていませんか? 当社がお手伝いします。当社のEコマースコンサルタントは、貴社のビジネスとその目標を細かく把握し、貴社と緊密な関係でオンラインソリューションをサポート・ご提案いたします。

調査 & 分析

現状の分析結果を改善する方法についてお悩みですか? 当社にお任せいただければ、貴社のウェブサイトやオンラインストアについて徹底的な調査と分析を行い、問題と改善が必要な箇所を見極めます。

要件定義

どのような言葉で伝えれば、技術チームやデザイン会社が貴社のビジョンを理解してくれるかわからないとお感じになることが多いのではないでしょうか。 Netwiseのビジネスアナリストにお任せいただければ、貴社のシステムを分析し、すべての要件を詳細に定義いたします。

ユーザビリティ & ユーザーテスト

ユーザーがどのようにウェブサイトを利用し、行動するかを理解するためには、直接ユーザーに尋ねるのが最善の方法であることがあります。実際に貴社の方々や当社の人材を使って、または遠隔的に、ユーザビリティの向上とユーザーテストを実施するお手伝いいたします。

保守運用

ウェブサイト運営

ウェブサイトやオンラインストアには定期的な集客ツールの活用やコンテンツの更新が必要です。その一方で、ウェブサイトを常に新しい情報で満たしていくには、大変な時間と労力を要します。ウェブサイトを十分に更新できないと感じるお客様は、当社にお任せください。スケジュール通りにコンテンツを作成、更新いたします。既にこのサービスで多くのお客様にご満足いただいております。

ホスティング管理

何か問題が起きるまで、ウェブサイトのホスティングサービスについて普段あまり深く考えることはないでしょう。実際にウェブサイトが表示されなくなった時には、慌ててログイン情報を探し、テクニカルサポートへ連絡する等、ご自身で対応するか、あるいは最初から誰かに委託しておいて復旧してもらうのかのいずれかになると思います。当社のクラウドベースのホスティング管理を委託していただければ、いざという時も安心です。

ウェブサイトサポート

ITサポートチームが社内に常駐していないために、その作業が社内の他の誰かの仕事になってはいませんか?最近のコンテンツ管理システム(CMS)やその他ソフトは、不具合を修正したり、ハッカー対策のために定期的に更新されています。ウェブサイトを最新の状態に管理するということは、そういった意味でも極めて重要な作業であり、そのための十分な知識が必要です。こうした対策やウェブ業界のトレンドに乗り遅れないようにするためにも、ぜひ当社にご相談ください。

稼働状況のモニタリング

多くのお客様は、自社のウェブサイトが閲覧できなくなっていたとしても、それがいつから、どのくらいの時間が経っているのか即座にわからないかもしれません。当社のモニタリングサービスでは、ウェブサイトやオンラインストアの稼働状況を常時監視し、トラブルが発生した際は瞬時にEメールで警告いたします。当社の他のサービスと併用される場合でも、単独でこのサービスをご利用になられる場合でも、24時間の監視体制なので安心です。

開発

Magento

当社開発チームは、世界で最も早く成長しているeコマースプラットフォームであるMagentoを利用して、eコマースソリューションを開発するエキスパートです。単純なeコマースであろうと、大幅なカスタマイズを伴うB2Bの販売チャネルであろうと、Magentoで動く限り、当社は構築することが可能です。

モバイル コマース

かつてないほど多くの人たちがスマートフォンを利用して、製品を調査し、購入するようになっています。当社は、反応性・適応性の高いモバイルコマースソリューションを設計・開発します。ユーザーは文字通り貴社の製品を手中にすることになります。

UI/UXデザイン

ペルソナ作成

デザインプロセスは、ユーザーで始まりユーザーに終わります。ユーザー中心のデザインプロセスの一環として、当社は、サイトのさまざまなユーザーを表す、ペルソナという架空の人物を創造します。次に、ユーザーがどのようにサイトにたどり着き、何を探していて、サイトで何を行おうとするかを描写するシナリオを作ります。

  • ユースケース
  • ジャーニーマップ
  • リサーチインタビュ
プロトタイピング & ワイヤフレーム

インタラクティブプロトタイピング(仮想的な試作過程)は、初期段階のインタラクティブインターフェースを開発する効果的なツールです。このツールは、ウェブサイトをどう利用するかという理解を深めるうえで役立ちます。ワイヤフレームを利用して、単純化した画面構成とコンテンツ構成を提示します。それはサイトの視覚的・グラフィックなデザインから切り離されています。

  • エクスペリエンスデザイン
  • オンライン プレビュー
  • キャンバス制作
  • インタラクションデザイン
ウェブデザイン

ユーザーは視覚デザインをただ見るだけでなく、感じます。当社デザインチームは、(UX、グラフィックス、タイポグラフィー、コピーなど) さまざまな要素を利用して、ブランドメッセージを効果的に伝達する、洗練された、人を引きつけるデザインを作成します。

  • ウェブ & モバイル UI
  • レスポンシブ・デザイン
  • メールマガジンデザイン
  • ランディングページ
情報設計

製品を購入してもらうためには、ユーザーが製品を見つけられなければなりません。当社はコンテンツ構成から、ナビゲーション、命名法や分類法を最適化して、ユーザーを自然に購入へと導きます。

  • サイトマップメニュー & ナビゲーション
  • ユーザーフロー
  • 情報アーキテクチャ

Webサイト最適化

ウェブサイト分析 & 報告

分かりきったことですが、測定できなければ改善できません。深いウェブ分析を行って、何がうまく機能していて、何を改善すべきなのかを見極めます。当社は、ツールとしてGoogle Analytics、Mixpanel、KISSmetricsなどを利用します。

検索エンジン最適化

サイト構造、ページレイアウト、コンテンツ構成、ナビゲーション、サイト内リンク、ページ名/URLなど、その時点における最善の検索エンジン最適化措置を、設計・開発プロセスの全エリアに渡って組み入れます。

コンバージョン率の最適化

コンバージョン率をあげるには、A/Bテスト、データ収集、分析、調整を通して、ウェブサイトのパフォーマンスと投資回収率を最大化することが重要です。当社は、コピーライトから設計、レイアウト、インタラクションにいたるまでユーザー体験のあらゆる側面を詳しく観測し、それぞれを累進的に反映・調整し、KPIに向上を実現します。